大会長挨拶

日本医療ガス学会第27 回学術大会を2024 年11 月16 日(土)に東京・品川シーズンテラスカンファレンスにおいて開催することとなりました。
 COVID-19 の蔓延から停滞した3 年間を経て、社会全体が新しい環境に踏み出し歩みはじめました。医療界もCOVID-19 への対応に追われ、日々進化し続ける医学知識の更新が進まなかった面はありましたが、さらに日々進歩してゆくために知識の再編が必要であると感じています。医療ガスは酸素をはじめとして医療に欠かせないものでありましたが、最近では積極的な治療薬としての重要性が認識されています。第27 回学術大会ではそのテーマを『新しいガスの臨床応用の今』と掲げ、現地開催を基本とした学術集会の開催に向けて準備を進めています。
 企画内容としては、ここ数年、細胞保護作用に着目されてきた水素や、心臓周手術期に積極的に使用されるようになったNO の現在の新しい知見に加え、これから新たな治療の可能性を持つCO、H2S、希ガスの最新の情報について各分野のエキスパートの先生方からご講演いただくことを考えております。また、本大会では臨床工学技士の方々の積極的な参加を促し、より一層のチーム医療の推進に貢献する企画を準備することを考えております。
 皆様のご支援、ご参加をいただけますよう宜しくお願い致します。

第27 回学術大会 大会長
佐藤暢一

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